近年、花粉症や喘息などのアレルギー疾患が増えている理由として、1989年にイギリスのStrachan博士によって提唱されたのが、「衛生仮説」です。これは、我々をとりまく衛生環境が清潔になりすぎた結果、本来生育期に環境からの異物との接触によって正常に発達するべき免疫システムがうまく発達できなくなったからというものでした。続きを読む »
2012年10月
23
10月
近年、花粉症や喘息などのアレルギー疾患が増えている理由として、1989年にイギリスのStrachan博士によって提唱されたのが、「衛生仮説」です。これは、我々をとりまく衛生環境が清潔になりすぎた結果、本来生育期に環境からの異物との接触によって正常に発達するべき免疫システムがうまく発達できなくなったからというものでした。続きを読む »
16
10月
1年ほど前のブログ記事で、 爪で黒板を引っかく音などいわゆる不快な音は、どうして不快に聞こえるのかを調べた研究を紹介しました。その中で特定の周波数帯をもつ不快な音は、ヒトの 可聴周波数域の中でも特に敏感に聞こえやすい帯域に属するからという理由が示されました。しかし、この理由では同じ帯域に属する音でも不快に感じない音が あることを説明できません。一方で、その不快感に対しては、身体が無意識に反応しているということもわかりました。今回、イギリス・ニューキャッスル大学 のSukhbinder Kumar氏らによって、Journal of Neuroscience誌に掲載された論文(購読無料)によれば、そうした不快音に身体が反応する理由が明らかになったようです。続きを読む »
12
10月
日本人女性の20人に1人が発症すると言われている乳がん。その早期発見に有効とされてきたマンモグラフィー(乳房X線撮影)ですが、オランダ癌研究所Anouk Pijpe氏らによってBritish Medical Journal(BMJ)に発表された論文(BMJ 2012;345:e5660)によると、乳がんの原因遺伝子として知られている変異型BRCA1/2をもつ30歳未満の女性は、マンモグラフィーなどの電離放射線検診により乳がんを発症するリスクが増加するというのです。続きを読む »
9
10月

以前のブログ記事で、金鉱床内の有毒な金イオンを還元して金そのものに変えてしまう金産生細菌を紹介しましたが、今回、米・ミシガン州立大学のKazem Kashefi氏らは、これまでより25倍も金イオンの毒性に強い金産生細菌Cupriavidus metalliduransを使ったバイオリアクター(上写真)により、金粒子を作り出すデモンストレーションを、10月7日までオーストリアのリンツで開催されている科学とアートの祭典Prix Ars Electronicaで行ったようです。

大量の塩化金(III)を投入されたバイオリアクターは、1週間ほどで24金の純金粒子を析出し始めるようです(上写真)。ただ残念ながら、このわずかな生産量からもわかるように、採算に見合うだけのスケールアップは難しいとのことです。バイオテクノロジーを用いた一見エコロジカルな現代の錬金術ですが、単純に塩化物を還元するだけなら電解精錬(電気分解)した方が安いんでしょうね。
4
10月
職場には 様々なストレスの原因があり、それさえなくなればもっと自分はハッピーになれるはずだとついつい考えがちです。しかし、最新の研究結果によれば、あなたが それほどまでにストレスを感じるのは、高圧的な上司のせいでもなければ、言うことを聞かない部下のせいでもなく、あなた自身に原因があるというのです。と いってもうまく処世する努力が足りないからと言っているわけではないのでご安心を。続きを読む »